映画「間宮兄弟」
推薦委員の仕事で、森田芳光監督「間宮兄弟」の試写会に行ってきた。森田芳光監督は、人間の奥に潜む動物的な滑稽さを描く天才である。生活音を巧みに使いながら、見る者を生活者の視点へと導き、可笑しさを誘う。
内容は、どこにでもいそうな兄弟、「間宮兄弟」の日常生活を描いたものであるが、この「間宮兄弟」がまるで友人にでもなったかのように迫ってくるから不思議だ。この兄弟の家を訪ねてみたくなる、そんな感覚にさせられるのだ。これは、森田監督の演出と、兄弟役の佐々木蔵之助と塚地武雅の好演とスタッフワークによるものだ。「家族ゲーム」などの森田作品初期の作品を思い出させるものだった。
共演の江尻エリカ、常盤貴子も胸をキュンとさせるような女性像を軽やかに演じている。劇場を出ると「間宮兄弟」に会いにでもいきたくなる・・・そんな映画である。
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